テンセント株2020年第4四半期決算を読む

テンセントの株価は2020年に+50.7%上昇したが、現在の株価は2021年1月下旬に記録した史上最高の株価ピークから-19.1%下がっている。

テンセントの2020年第4四半期の全体的な収益と調整後の利益は市場の期待に応えたが、2020年第4四半期のテンセントのオンラインゲーム事業の収益が前期比で-6％減少したことに注目が集まっている。

市場はテンセントを、コンセンサスの2021年度フォワードPERの32.7倍と評価しており、これは同株の3年および5年平均のフォワードPERと同程度の倍率です。

市場では、2021年度の同社の成長ペースが鈍化すると予想され、規制面での逆風が強まっていることから、テンセントの株価は過去2カ月間に下落している。

中国のテクノロジー分野を管理する将来の規制に関する不確実性と、2021年および2022年の同社の収益成長の鈍化を考慮して、テンセントを「ニュートラル」と評価している投資家が多いのもうなづける。